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円空と十一面観音 円空は江戸時代の木地師の娘が生んだ私生児だった。その後子供のころこ母が亡くなり孤児となった円空は私度僧(官の許可を 得ないで出家した僧)となった。円空の彫像は全国で五千体程あると言われている。寛文6年(1666)円空は北海道に渡り 2年間の遊行のあと青森県弘前市に戻りそこから秋田の遊行を行った。男鹿半島は異国の歴史と異邦人たちの漂着など多くの 伝説があり、それらを背景にした男鹿半島本山、真山は最大の修験場でした。赤神神社に着いた円空は院主に滞在の許可を得て 十一面観音像を作仏したのです。これは五社堂客人権現堂に祀られており、円空前期最終盤の傑作といわれています。一本作り ならではの素朴さと力強さが、見る者の心を穏やかにさせてくれます。円空はこの作を境に後期の作風の境地にはいっていきま す。この十一面観音は現在向かって右側2番目の「客人権現堂」に奉納されています。 |
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